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映画「それでもボクはやってない」

「10人の真犯人を逃すとも、1人の無辜(むこ)を罰するなかれ」

痴漢に間違われたことで、それまでの人生が一変した青年の孤独で壮絶な戦いを描いた社会派ムービー。
日本の司法に真正面から切り込んだ作品です。

このような場合、罪を認めてしまえば2、3日で誰にも知られることなく釈放されるが、無実を主張し続ければ何週間も拘留されてしまう。
さらに起訴されれば、約97%の割合で有罪となってしまう。
正直者が馬鹿を見る。
被告人には不利な状態なのです。
これが日本の司法の実態。現状。
このようなことがあるとは、まったく知りませんでした。

先日、今回の作品と同じように痴漢の冤罪で裁判を起こした人がニュースのインタビューで答えているのを見ました。
その人は最終的にその少ない確率である無罪を勝ち取ったんだそうです。
しかし、それまでの道程はやはり途方もないものだったそうです。
それに、裁判では専門用語で話されて何がなんだか分からなかったとか、「お前がやったんだろ!」と警察に決めてかかられたとか。
挙句の果てには、「当時のことを詳しく教えろ!」と言われて、頑張って思い出して証言すれば「何でそんなに詳しく覚えてるんだ!お前が犯人だからだろ?」と逆に疑われてしまう始末。
一番印象に残っているのが、その人の奥さんの言葉で
「誰もが平等の法廷であるはずなのに、法廷に現れた主人は手錠をかけられていた。その時点で罪人なんですよね。裁判官の目に映る主人は罪人なんです」
というもの。
これが本当の姿で、実際に行われてることなんだと思うと腹が立ってきました。

加瀬亮さんの演技をちゃんと見たのは今回が初めてだったんですが、加瀬さんという俳優さんはすごいですね!
何度泣きそうになったことか・・・。
表情での演技がすごいです。
周防監督の作品といえば、「シコふんじゃった」「Shall we ダンス?」しか知らなくて、コメディのイメージしかありませんでした。
けど今回は笑いは少しで、ほとんどがシリアス。
その笑いを耕史さんが担ってたのかなー?と。
あと竹中さん。あの人は登場しただけでコメディになりますからね(笑)。

今回の作品は、まったく他人事ではない。
私たちは当事者なんですよね。

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